神の子供なんだからっ。
「どこに行くんですか?」
「いいから、来て。」
「……イヤです。」
私がそういうと掴まれた腕を強く引っ張られる。
「や、やめてください!」
「あのさ、君。そいつ、俺のだから。
手離してくれない?」
上から声がする。隼永くん……。
「お前、誰だよ。」
「こいつの彼氏。」
「チッ、彼氏持ちかよ…。」
男はそういって去っていった。
「優梨、ここ学校。」
「うん。」
「学校でも、ナンパされんの?」
「ん~……分かんない。」