神の子供なんだからっ。
私たちは教室でお弁当を食べ始める。
多分、1番、教室が静かなんだよね。
女子たちはほとんどが隼永くんのところへ。
男子は……どこいったんだろうね。知らない。
「優梨。」
「ん~?」
「和泉くんのことどう思ってるの?」
杏からの変な質問にご飯を喉につまらせる。
慌ててお茶を飲んで、落ち着いてから話す。
「どう思ってるって?」
「好きとか、嫌いとか?」
「嫌いではないよ…。」
「じゃあ、好き?」
「んー、分かんない。」
「そっか。
いつでも相談のるからね?」
「うんっ。」