君と私の恋模様

「うわあ。列、長いよぉ…。」
観覧車は、行列で5分程度待っていた。
そして、私達の番だ。
「いってらっしゃいませー！」
店員さんが、言う。
そして、入った。

うわぁ。微妙に、緊張するな。
観覧車は、密室だしな。

そんな事を、思っていると、大貴くんが……、
「美春….、俺の気持ち、ちゃんと
わかった？」
「へ？あー、うん。一応。」
「嘘だ。」
「うっ、嘘じゃないよ！」
「へー。じゃあさ、」
「？」
「唇で示してよ。」

「へ…」
気がつくと、私は、大貴くんに
キスされていた。
「んッ‼︎ちょっと、大貴くん‼︎///」
「何？」
大貴くんは、いつもと違う目で、
すごく怖かった。
「何？じゃないよ！
目を、覚まして、いつもの
大貴くんに、戻ってよ！」

私がそういうと、大貴くんは、一瞬キョトンとして、鼻で笑った。
「いつもの、俺は、仮面かぶってるだけ
なんだよ。
仮面の裏の顔が、今の俺。」
「っへ……」
「ハッ。残念でしたー。
美春チャーン。」