君と私の恋模様

ー朝、教室にてー
「美春、おはよー」
「美春ちゃん、おはよ。」
そう言って、希美と花が、来た。
「あ、ああ。うん。おはよう。」
私は、気の抜けた返事をした。
「どしたん？美春。元気ないみたいだけど…」
それを、悟ったかのように、希美が
聞いてくる。
「あ、や…。別にっ！全然元気だよ！」
そう、返事を返した。
「あー、それなら、よかった？
で、大貴とのデートは、
どうだった？」
希美の言葉に、ビクッとする。
「ん？どうしたの？美春ちゃん。
無理しないでね？」
花が、優しく言葉をかける。
「ん…。遊園地はっ…、
楽しかったよ…。」
私は、曖昧に答える。
「ふーん、それならよかった。」
「あははっ。」
よかった。2人に、キスマークは、
バレてないみたい。
ほっとしたのも、つかの間。
希美が、キスマークを見つけてしまったのだ。
「あれ？美春。首、赤くなってるよ？」
「あ。本当だー。美春ちゃん、なんかしたの？」
「っあ……」
私は、顔面蒼白になった。
「あれ？よく見ると……
キスマーク⁉︎ちょっと美春！どういうことよ！」
希美は、私に突き詰める。
そのとき、
ガラガラガラ。
大貴くんと、啓太が入ってきた。