君と私の恋模様

希美が、いなくなった瞬間、私は泣き崩れた。
「うっ……。うあぁっ。のぞみぃっ…」
そんな私のことを、花が、優しく背中を叩いてくれた。

は……花も、いずれ、私と絶交したいって、言いだすのかな……
やだよ。いやだ!そんなの、やだっ!
せっかく、できた友達なのに……。
私の勝手な都合で、失いたくない!

「美春ちゃん…。大丈夫。私は、美春ちゃんの味方だから。
困ったら、嫌かもしれないけど、大貴も
いるし、美春ちゃんには、味方がいっぱい、いるから、大丈夫だよ。」
私が、思っていたことを、悟ったかのように、花が、言ってくれた。
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