君と私の恋模様
な、なんだったんだーーーー。
嵐のように通り過ぎて行った…
でも…ーーーー




二人きりで話したいことってなんだろ?

とっ、とにかく今は、希美と仲直りが
優先だ!

「美春。」
そんな自分の考えに、感心していると
上から、声がした。
「ん、んっ?誰?」

「俺だよ…」
聞き覚えのある声…。そう。啓太だ。
「どうしたの?」

「や…。あのさ、あー……うーん。」
啓太は、悩んだ後、私の耳に口を近づけ、こそこそと話してきた。
「実は…、希美のやつ、大貴が好きだったんだってよ。」
「えぇえっ!?」
私は、あまりの驚きに、大声を出してしまった。
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