君と私の恋模様
希美が大貴君を…?

その言葉だけが脳でリピートしている。

なんで?いつから?わかんなかった…
私は、パニックに陥った。

「希美…」
ーーー気づけなくてゴメンね…

その瞬間、もう私は駆け出していた。

「うおッ⁉︎美春?どこ行くんだ!」

「ちょっと、ある場所へ!」

希美。希美、希美。ゴメンゴメン。

ーーーごめんなさい。
もう、自分で自分が嫌になるよーーー

ふと中庭に目がいった。
「あ…
希美ー!」
自分でもびっくりするような声がでた。

中庭にいた花と希美は、目が丸くなってる。
「み、美春ちゃん?なんで…」

「ーーーー私、美春とは喋りたくない。」
希美の悲痛な言葉が突き刺さる。

「……っ!私はっ!希美と話したい!」

希美は、[なんなの?]といった表情で
私を見ている。

「希美…。ごめんなさい!」

「……….…………………え?」
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