男の娘系王子様=天敵
「ぎゃっ…ちょ、?!」


私は何もないとこでこけた


本当に前触れもなく突然に


下校後に委員会の仕事をしていた私は


教室に1人だった


さっさと仕事を片付け、立ち上がった私は


資料を持って歩きだそうとしたんだ


そのはずだったが


何故かこけてしまったのだ


資料は散乱し、私は無様な姿で床にへばりついている


教室に1人だったのが幸いだった


…わけでもなかった


立ち上がろうとした瞬間に足に痛みが走り


力なく床に倒れ込んだ


「嘘…でしょ…」


足をひねって立ち上がれないなんて


日も暮れ始めてる教室に誰かがくるわけない






絶望的な状況で見つけたのは


内緒で持ってきた携帯だった

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