男の娘系王子様=天敵
ちゃんと連絡先登録しとくんだった!!!
たくさんのメアドや、電話番号が書かれたメモは家にいる
つまり携帯に入ってる人数は限りなく少ない
親、優、そして藤宮
「…なんで藤宮ァ?!?!」
入れた覚えなんてないのに
…心当たりがある
そういえば藤宮が勝手に私の携帯を弄ってた
「…まあ、藤宮は置いとこう」
まず出てくれそうなのは優だ
急いで優に電話をかける
呼び出し音が静かに鼓膜をゆらす
数回の呼び出し音の後でたのは
『ただいま、電話に出ることができませ…プツッ』
無機質な女の人の声だった
「どうしよう…。」
親は仕事で出るはずなんてない
残るは藤宮だ
悔しいけど頼るしかない
藤宮に電話をかけた
また呼び出し音がなる
数秒後聞こえてきたのは
『もしもし?珍しいな。お前が俺に電話なんて』
聞きなれのあるハスキーボイス
その声に安心したのか私の頬には涙が伝う
「あの…ね、足をね、捻っちゃったのか痛くてね、立てないの」
泣いてることを隠すのに必死で言葉遣いがおかしくなってる
それでも藤宮は相槌をうちながら、うん、うんって聞いてくれている
「でね、私、どうしたらいいかね、わかんなくて」
『今どこにいる?』
「がっこ…」
そう言った瞬間電話が切れた
「え…あ、ふじ…みや…?」
安心とは逆の涙が出てくる
ポロポロ出てくる涙は止まることを知らない
「藤宮ぁ…ッ!助けてよ…バカ…!」
たくさんのメアドや、電話番号が書かれたメモは家にいる
つまり携帯に入ってる人数は限りなく少ない
親、優、そして藤宮
「…なんで藤宮ァ?!?!」
入れた覚えなんてないのに
…心当たりがある
そういえば藤宮が勝手に私の携帯を弄ってた
「…まあ、藤宮は置いとこう」
まず出てくれそうなのは優だ
急いで優に電話をかける
呼び出し音が静かに鼓膜をゆらす
数回の呼び出し音の後でたのは
『ただいま、電話に出ることができませ…プツッ』
無機質な女の人の声だった
「どうしよう…。」
親は仕事で出るはずなんてない
残るは藤宮だ
悔しいけど頼るしかない
藤宮に電話をかけた
また呼び出し音がなる
数秒後聞こえてきたのは
『もしもし?珍しいな。お前が俺に電話なんて』
聞きなれのあるハスキーボイス
その声に安心したのか私の頬には涙が伝う
「あの…ね、足をね、捻っちゃったのか痛くてね、立てないの」
泣いてることを隠すのに必死で言葉遣いがおかしくなってる
それでも藤宮は相槌をうちながら、うん、うんって聞いてくれている
「でね、私、どうしたらいいかね、わかんなくて」
『今どこにいる?』
「がっこ…」
そう言った瞬間電話が切れた
「え…あ、ふじ…みや…?」
安心とは逆の涙が出てくる
ポロポロ出てくる涙は止まることを知らない
「藤宮ぁ…ッ!助けてよ…バカ…!」