泣きたい夜に
ああぁ…だから私って駄目なんだ。

就職が決まるのだって友達より遅くって、
このまま結婚までいくんじゃないかって言われてた
いなきゃ生きていけない存在の彼氏に振られるんだ。

それも…クリスマス直前に。

何をするにしても行動が遅い。

あとから考えたってそれはもう手遅れなんだって、
何度痛いくらいわかったらいいんだろう…。




「あぁあ…ほんと私って駄目女だな」








クリスマスイヴ当日。

昼間は友達とショッピングすることになっていた。

その友達も、彼氏は作らない主義で
だからといってセフレと過ごすのはいやだと言ってたから
そのまま二人で過ごすことになるかもしれない。
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