お前、気に入った*


そう思いながら、


ダイニングテーブルに腰掛けた


……1人分しかご飯がなかった


「椿の分は?」


「へ?」


なんのこと?って顔してる…


「ご飯」


「あー…


 今日間食しちゃって…」


そう言って、俺の近くのゴミ箱を見た


ゴミ箱の中には


シュークリームの袋が2つあった


「ったく。


 明日から絶対帰ってくるから


 2人で食べるぞ?」


「え?!本当!?」


椿の目が輝いているように見えた


「当たり前だ。


 まぁ、族のことがあるときは別だけど」


「わかった!!!その時は


 予め連絡してくれると嬉しい!!」


「わかったよ」




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