お前、気に入った*


そのまま無理やり下着姿にする俺


その俺の目の前には


スラッとした白い肌に大きく描かれた


紫色の円が数々連なっていた


それは、お腹だけじゃなく


二の腕や太もも、背中にまで及んでいた


きっと、夜華に殺られたやつだろう…


「あ、あんまりじろじろみないで…


 厭らしい目じゃないのはわかるけど


 やっぱりちょっと恥ずかしい…」


「これ、大丈夫なのか?」


「もうあんまり痛くないよ


 もう!見せずに治そうと思ってたのに


 櫻乃の変態っ」


そう言って笑い、


そばにあったパーカーを羽織る椿


その仕草にさえ、胸が高鳴った


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