お前、気に入った*
「だから、
…好きなんだよ………
……七未のこと…………」
なんと、あれ(一緒にお風呂入った日)から
数日経った今
理くんから好きな人をカミングアウト!!
しかも、七未も理くん好きだって……
―両想い!?
きゃぁっ
これこそ青春っ
「告白するの???」
「否…できねぇ」
「…え?」
なんで?
「俺、ヘタレだからさ…
誰かに聞いてもらいたかっただけだ
「あー、わかっちゃった。
暴走族だから。でしょ?
守れないかも……とか思ったり?」
「えっ…
相変わらず鋭いなぁ……」
「まぁね〜
でも、それなら逆のほうがいいと思う
七未だけだよ?
今、守ってくれる人が居ないのは」
「っ!」
「私は櫻乃が居るし
すーちゃんには慎くんが居るけど
七未ちゃんは?」
「!!!……そうだよな
一条さんたちには居るもんな
櫻乃だって、
守ろうとしてんだよな」