お前、気に入った*
だけど、何故か一人は絶対に
櫻乃の暴走族の誰かが張り付いている
これは、抗戦中かな?
そう聞いてみても、顔を顰めるだけだ
だれか口軽い人が見張り付かないかなー…
そんなことを思っていると、
勢い良く屋上のドアが開き
七未ちゃんが走ってきた…嫌な予感
「わかったよ!やっぱり
他の暴走族ともめてるみたい
…それと…………」
七未ちゃんは、私を見て俯いた
「私なら大丈夫だよ?知りたい」
そう言うと、七未ちゃんは口を開いて
…とんでもないことを言った
「…克真(かつま)ってやつが、
その暴走族の総長らしいんだ………」
私は、硬直した
「…なにか知ってるんですか?」
櫻乃の暴走族の人が話しかけてきた
私は静かに呟いた
「知ってるもなにも
…元凶は私じゃないの…………」