お前、気に入った*
そう言って、殴りかかってきた男たち
病気のせいで少し鈍った体を動かし
二人に危害を加えないように戦った
すーちゃんは、ずっと護衛がいたし
慎くんとの婚約が早かったから護身術なし
戦えるのは、私だけ…
5人ほど倒した後、克真つやって来た
「あら、病気の癖して強いんだね
僕の椿ちゃん…」
「誰のだって………?」
私は先制をとってとんだ
すると、
克真は私の足を避けて私に抱きつく
「僕はこうみえて総長だからね?」
そう言うと、抱きついていた気配は消え
後ろからすーちゃんたちの悲鳴が聞こえた
「なっ!!」
2人は布を口に当てられ気絶していた
「それ以上何もするな…!」
そう言って私は二人を抱きかかえて
ゆっくり地面に眠らせた
「付いて来てくれるかな?」
「……………無論………」