お前、気に入った*


「…は?そういうこと??」


…え?どういうこと…………?


「俺達の居ない間に


 お前らそーゆー関係だったんだ」


「はっ?!なにそ


「言い訳なんて聞きたくねぇ。


 ……………行くぞ」


慎くんも、理くんも櫻乃も


冷たい顔をして出て行った………


あぁ、そうか。


「ふふっ…はははっ………」


「つ、ばき…?」


「そんな程度だったんだよ。


 あぁ、そうか。


 彼にとって私は………

   
 一条椿はそんな存在だったんだ………」


良く、わかったよ。


前々から可笑しかったもんね?


私のこと疑ってばかりでさ


信じてなんかなかったんだ…


私1人、ずっと、ずっと信じてる…


…………なんて、



…………………………馬鹿みたい…………


< 143 / 182 >

この作品をシェア

pagetop