お前、気に入った*


じゃあ、君に最後の秘密を告白しよう


「私ね。


 櫻乃との子供が居るんだ


 …………お腹に…………………」



このことを、私は結局伝えられなかった


酔っ払った彼は、


勢い任せだけどたしかに愛をくれて


1つになってくれたんだと思ってた


けど、それは結局私の理想でしか……


「椿…ごめん…ごめん椿


 謝りに行くよ…!俺アイツらに


「いいの!!


 結局、言う気なかった…


 というより、怖くて言えなかった


 結局、1人で育てるつもりだったんだ…」


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