お前、気に入った*



――椿side



私たちがまたやり直してから1週間



私は純白のドレスに見を包んでいた



「まま、きれいだね!!」



「ありがとう。まま嬉しいわ」



ガチャ と、更衣室の扉が開いた



「…櫻乃…」


「椿、似合ってるよ」


「ありがとう」



「ぱぱ!ままね?ままね?


 ずっちょ憧れてたんだよ!!


 ずっちょこの服着たがってたんだよ!!」



その言葉に、自然と頬が火照る


そんな私を見て、


「かわいい」 



なんて耳元で囁かれるものだから



幸せに浸ってしまう私。



< 179 / 182 >

この作品をシェア

pagetop