お前、気に入った*
ご飯を食べ終わって、
食器を洗って髪をといて、
歯磨きやらをして鞄を持った
ドライヤーをしている櫻乃くんを呼んで
「行ってくるね。
鍵は、机に置いておくね」
って言って、部屋を出た
ガラス張りのエレベーターに乗って、
外を眺めながら下に降りるのを待った
1階について、マンションを出た
出てすぐに、誰かに腕を掴まれた
「…え?櫻乃くん?」
「一緒に行こうよ。
夫婦………だろ?」
「あ、そうだねっ」