お前、気に入った*

「嘉穂、あんた気に食わないのよね


 櫻乃にもう近づかないでくれるかな?」


「え…………っと、無理ですね…


 すみません」


「はぁ?!うちらに楯突くき?」


すると、後ろからもう1人


すごくメイクの濃い女の子が出て来た


「亜希(あき)、冷静になって


 ………なんでなの?」


亜希と言われたメイクの濃い女の子は


渋々後ろに下がり


嘉穂さんは、

またもの凄い形相でこちらを見ていた


「家が近いんです。


 よく会うんですよ。


 今回が初めてってわけじゃないですし」



少し、嘘を混ぜて淡々と告げた


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