お前、気に入った*

「はい。研修段階ではありますが、

 
 心理カウンセラーみたいな感じです。


 よろしくお願いします」


「あぁ、そうか…」


ついでにここでは、


気が可笑しくならないように


たまに他人との交友を深めるだとか


変な理由付けられて、私と会話をする


「私は悠(はる)って言います。貴方は?」


「俺は、茉夏(まなつ)だよ。悠ちゃん」


私を馬鹿にしないでくれるかな……


「茉夏さんは…大学生ですか?」


「あぁ、2年生だよ」


「そんな茉夏さんが、

 
 なんで私とお話することに………?」


「いやぁ、それがね。


 俺が子供に万引きするように


 強調したと、疑われていてね…」


参ったよ。と、頭をかく仕草


―嘘。


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