お前、気に入った*
「…なんで言わなかったの?」
「逆に、
前も言いましたが私達は
家が近いから親しいだけ。
なんでそんな必要があるの?
って話です」
そう言って、私は資料室に足を運んだ
私が資料を持ち、扉を出るとき
「でも、前に告白されたでしょ?」
って言われた。
きっと、
「片思いしてる」とかいう発言だろう
「そんなの、偽りかもしれない。
だって、現実はこれだもの………」
そう言って、私は扉を出た
反対側の扉から目を見開いて私を見る
櫻乃くんを見てから