禁恋生徒会
少し顔を上げると、銀髪の人はまるで空気を見るかの様に目に色がなかった。
でも、引き下がることなんか出来ない。
「でっ、ですが!ぶつかった非が私だけにあるとは限りませんしィ?!」
「…………ふ…っ、で?」
何故か銀髪の人は笑いを堪えるかの様な顔で私を見ている。
明らかに馬鹿にされてるよ……!!
「こ、こほん!私しにしか非があるとは思えません!あの黒髪の人に会わせて下さい!!」
「会ってなにするんだよ」
「…………お互い謝ります?」
「くくっ、疑問形かよ!ま、いーやいーや。黒髪のにーさんに会いてえならここで待ってな」