禁恋生徒会
もう…、一護の唐突さには振り回されてばかりだ。
どうしてこんな状況に……。
「色気付いても良いけどな、俺以外の男に抱かれてみろ。ただじゃおかねえぞ?」
「ひっ、セクハラ!!」
「大体な、スカート短過ぎんだろ。あぁ?」
神様! なんでこの人は怒ってるのでしょうか?!
しかも現在AM9.10。
もう一時限目の始まりのチャイムがなってしまった。
「鈍感すぎ。自覚しろや。」
「う、不細工なことくらい知ってるよ。」
「ちげーよ!おら、行くぞ」
「やっ……もう諦めたー…」
「最初からそうしてろっての」
うぎゃ、という可愛げのない私の声と共に、私はまた担がれた。
何処に行くかって?
「王様の集い場………」
「あ?なんだって「何でもない!」