禁恋生徒会
今から行く所は、なんとも私にとっては不快で行きたくない所。
一般生徒からすると、目がチカチカする宝箱のような所。
何故私はそこに行かなければならないのか。
そう、それは決して美しくない出会いからだった。
____約1時間前
『ぎゃぶっ!』
またもや可愛げのない悲鳴をあげ、私は廊下で顔から転げ落ちるかのように無様に転んだ。
ドジじゃない。明らかに誰かにぶつかったのだ。
『ってぇ。大丈夫か?…………チッ…貴様、目が無いのか?』
随分と醜い倒れようだな。とか言って私を指で突つくぶつかった人。
最初は心配してくれたくせに、私をきちんと認識すると舌打ちまでする失礼な男だった。
『目ぐらいあるまふ!!』
『澪綺、大丈夫か?…………っ、くはっ!噛み過ぎ。くくっ、しかも鼻血出てるしなんなんだよこの子っ』
仲間がいたのか……。
転んだ痛さで涙が目に浮かんで、この失礼男2人の顔が見れない。
黒髪に、銀髪。
わかるのは、それだけ。
『………お前、名前は』
『ぐすっ、そんなのなんだって良いじゃない…っ。』
立ち上がろうとしたら、何故かひかれた腕。
そして、唇に感じる柔らかい感触。
『唇……血、出てっぞ」
『………あ、ありがとうごmdgtd'#mt'pd'wlaGmjgdt'rawyd'.laッッッ?!!」