冷たい彼に恋をします
帰り道を一人で帰っていると
「あーいっ、久しぶりだな」
「うわっ」
後から急に抱き付かれてびっくりする。
この声は
「重いよ奏多。てか朝も会ったじゃん」
「学校じゃ会ってないから、久しぶりなんだよ」
今も学校じゃないんだけど、細かいことは置いとくとして。
「聞いてよ奏多!」
うるうるとした目で奏多に助けを求める。
これもあたしの日課。
幼なじみの奏多に結城くんの相談をすること。