不条理な恋でも…【完】
いよいよ…(大希)
俺は全てを終え、その他の色々な事もほぼこなし、それもひと段落したので
ホテルのセミスイートに移動した。
エレベーターに乗り込んで、最上階の一つ下のボタンを押す。
ドアが閉まりエレベーターが動き始めて、
ふわっという気持ち悪い感覚を瞬間体に感じながらため息をつく。
ほのかは基本的に派手な事をするのを嫌ったが、
俺の仕事の付き合いがある以上、結婚するなら
最低限の事をしないわけにはいかなかった。
だからホテルで式を挙げ、披露宴をした…
神前式で白無垢姿のほのかはただ透き通るような美しさで、
終始目を奪われた。披露宴は1度だけお色直しをして身に着けたドレスが、
真っ赤で情熱的な色だった。彼女の強さと愛らしさを表しているようで…
その姿を思い出すだけで、やっぱり式と披露宴をしてよかったと心から思った。
それでも、ほのかが人に酔って必要以上に疲れたらいけないので、
彼女は最低限会場にいたら、
先にセミスイートでゆっくりできるように段取りをしていた。
もうずいぶん前に帰したから、ドレスも脱いでくつろいでいる頃だろう…
本当に長かった。
やっとやっと…
ここまでたどり着いたんだと思ったが、あまりにも大変だったためなのか、
正直実感はまだなかった。
ホテルのセミスイートに移動した。
エレベーターに乗り込んで、最上階の一つ下のボタンを押す。
ドアが閉まりエレベーターが動き始めて、
ふわっという気持ち悪い感覚を瞬間体に感じながらため息をつく。
ほのかは基本的に派手な事をするのを嫌ったが、
俺の仕事の付き合いがある以上、結婚するなら
最低限の事をしないわけにはいかなかった。
だからホテルで式を挙げ、披露宴をした…
神前式で白無垢姿のほのかはただ透き通るような美しさで、
終始目を奪われた。披露宴は1度だけお色直しをして身に着けたドレスが、
真っ赤で情熱的な色だった。彼女の強さと愛らしさを表しているようで…
その姿を思い出すだけで、やっぱり式と披露宴をしてよかったと心から思った。
それでも、ほのかが人に酔って必要以上に疲れたらいけないので、
彼女は最低限会場にいたら、
先にセミスイートでゆっくりできるように段取りをしていた。
もうずいぶん前に帰したから、ドレスも脱いでくつろいでいる頃だろう…
本当に長かった。
やっとやっと…
ここまでたどり着いたんだと思ったが、あまりにも大変だったためなのか、
正直実感はまだなかった。