不条理な恋でも…【完】
まだまだ…(穂香)
今日は、大希さんとの結婚式だった。
結婚の話になった時、私は派手にしたくない想いを伝えた。
大希さんは基本的に私の希望は何でも聞いてくれる人だっだけど、
さすがに小さい会社とはいえ社長である以上、式も披露宴せず入籍だけ…
というような地味婚は無理だった。
どう転がっても、最低限のことはしなければならない…
それは私にとって負担だったが、
彼は可能な限りの配慮をしてくれ、希望を最大限聞いてくれた。
今、私は彼よりも一足早く披露宴会場を出て
今夜泊まる部屋に連れてこられた。
「それでは、ごゆっくり…」
案内してくれたホテルのスタッフが頭を下げて、扉が閉まった。
私は大きな部屋に1人になる。
とりあえず、何をしたらいいのかわからなかった私は、
ここがどんなところなのか見て回った。
大希さんはここのホテルで式と披露宴をする夫婦に
式の後宿泊のプレゼントがあることを教えてくれ、
特別な日だからオプションでお金を払ってでもゆっくりできる
スイートにしたいと思うと言った。
でも私にしてみれば式と披露宴をするだけでも派手な事だったから、
そこまで大きくなくてもいいとお願いして…
最終的に無料サービスだったセミスイートに泊まることになった。
結婚の話になった時、私は派手にしたくない想いを伝えた。
大希さんは基本的に私の希望は何でも聞いてくれる人だっだけど、
さすがに小さい会社とはいえ社長である以上、式も披露宴せず入籍だけ…
というような地味婚は無理だった。
どう転がっても、最低限のことはしなければならない…
それは私にとって負担だったが、
彼は可能な限りの配慮をしてくれ、希望を最大限聞いてくれた。
今、私は彼よりも一足早く披露宴会場を出て
今夜泊まる部屋に連れてこられた。
「それでは、ごゆっくり…」
案内してくれたホテルのスタッフが頭を下げて、扉が閉まった。
私は大きな部屋に1人になる。
とりあえず、何をしたらいいのかわからなかった私は、
ここがどんなところなのか見て回った。
大希さんはここのホテルで式と披露宴をする夫婦に
式の後宿泊のプレゼントがあることを教えてくれ、
特別な日だからオプションでお金を払ってでもゆっくりできる
スイートにしたいと思うと言った。
でも私にしてみれば式と披露宴をするだけでも派手な事だったから、
そこまで大きくなくてもいいとお願いして…
最終的に無料サービスだったセミスイートに泊まることになった。