不条理な恋でも…【完】
「わかった。私も行ってきます…」
ほのかがソファーから立ち上がり、ベッドルームに一度入ってから、
バスルームに向かった。
静かになって手持ちぶさたになった俺は床に座ったまま
とりあえずTVのリモコンを引き寄せ電源を入れる。
本当はTVなんてどうでもよかった…
とにかくこの重苦しい空気を何とかしたい。
そして、このはらはらしている思いを悟られたくない。
これからの事を考えないように画面に視線を向けてみた。
でも何も頭には入ってこない…
そうだ、まずは今夜の食事をどうするか考えよう…
ルームサービスをどうやって頼むのか?
何か説明されているものはないのか…
俺はTVはそのままに、部屋の中をうろうろと探し始めた。
ライティングデスクの上に冊子のようなものが置いてあるのが見え、
近づき手に取る。
ぺらぺらとめくってみると、最初にホテルの概要、部屋の説明、
その後にルームサービスについて書いてあった。
さすが、それなりのランクのホテル。美味しそうな料理の写真が並んでいる…
「グー」
TVを付けているのに、大きな音で鳴る自分のお腹に思わず大声で笑った。
ほのかがソファーから立ち上がり、ベッドルームに一度入ってから、
バスルームに向かった。
静かになって手持ちぶさたになった俺は床に座ったまま
とりあえずTVのリモコンを引き寄せ電源を入れる。
本当はTVなんてどうでもよかった…
とにかくこの重苦しい空気を何とかしたい。
そして、このはらはらしている思いを悟られたくない。
これからの事を考えないように画面に視線を向けてみた。
でも何も頭には入ってこない…
そうだ、まずは今夜の食事をどうするか考えよう…
ルームサービスをどうやって頼むのか?
何か説明されているものはないのか…
俺はTVはそのままに、部屋の中をうろうろと探し始めた。
ライティングデスクの上に冊子のようなものが置いてあるのが見え、
近づき手に取る。
ぺらぺらとめくってみると、最初にホテルの概要、部屋の説明、
その後にルームサービスについて書いてあった。
さすが、それなりのランクのホテル。美味しそうな料理の写真が並んでいる…
「グー」
TVを付けているのに、大きな音で鳴る自分のお腹に思わず大声で笑った。