不条理な恋でも…【完】
そわそわ…(穂香)
バタンとドアが開く音がした。
大希さんが戻ってきた…
そばまできたのでゆっくりと見上げると私の視界に入ってくる大希さんは、
まだ髪が濡れていて、肩にかけられたタオル姿だった。
思わず目を奪われて、
何もかも真っ白になってただ目の前の人に囚われてしまう。
こんなに艶っぽい人が、私のものだなんて…
本当に私でいいのだろうか?こんな私で…
そう思いながら視線を絡めていると、大希さんの瞳の色が一段と濃くなった。
心拍数が急上昇してきて、ドクドクという音だけが耳の中に響き渡り、
息苦しくなる。
大希さんの瞳の中に私が映っている。
その瞳に吸い込まれそうになり、一気に鼓動が跳ね上がる。
『大希さんがたまらなく好きだ…』
どうしよう、こんなに切ない気持ちになるなんて…
こんなに胸が締め付けられるような思いが、溢れ出すなんて…
この気持ちをどうやって伝えたらいいんだろう?
この想いを大希さんにわかって欲しい。
それなのに大希さんは私から視線をそらした…
それから彼が一歩足を前に出したので、
こちらに来ると思って身を固くしていると
そのまま私の足元の床に腰を下ろした。
大希さんが戻ってきた…
そばまできたのでゆっくりと見上げると私の視界に入ってくる大希さんは、
まだ髪が濡れていて、肩にかけられたタオル姿だった。
思わず目を奪われて、
何もかも真っ白になってただ目の前の人に囚われてしまう。
こんなに艶っぽい人が、私のものだなんて…
本当に私でいいのだろうか?こんな私で…
そう思いながら視線を絡めていると、大希さんの瞳の色が一段と濃くなった。
心拍数が急上昇してきて、ドクドクという音だけが耳の中に響き渡り、
息苦しくなる。
大希さんの瞳の中に私が映っている。
その瞳に吸い込まれそうになり、一気に鼓動が跳ね上がる。
『大希さんがたまらなく好きだ…』
どうしよう、こんなに切ない気持ちになるなんて…
こんなに胸が締め付けられるような思いが、溢れ出すなんて…
この気持ちをどうやって伝えたらいいんだろう?
この想いを大希さんにわかって欲しい。
それなのに大希さんは私から視線をそらした…
それから彼が一歩足を前に出したので、
こちらに来ると思って身を固くしていると
そのまま私の足元の床に腰を下ろした。