不条理な恋でも…【完】
「あいか」
息子が母の名を呼んでゆっくりとカノジョに手を伸ばす。
横たわるカノジョの髪に指を差し入れて、ゆっくりと震える掌で撫で付ける。
「あいか。愛してる…」
震えながら母親の胸元に顔を埋めた…
明るい部屋で母親の部屋着のボタンをひとつ、またひとつ外していき…
白く透き通った胸元が露になる。
彼は一瞬戸惑った素振りをしたが、その柔肌を貪るように顔を埋めた。
何度も頬を胸元に擦り付け、唇で触れる。
一瞬顔を上げた瞳には燃えるような男の欲情が宿っていた…
―――――――
―――――――――――――
――――――――――――――――
俺はそのドラマの内容に強く嫌悪感を感じて、とうとう電源を切った。
こんな夜にこんな不愉快なものは見なくてもいいだろう…
それなのにさっきみた女優の曝された素肌を改めて意識してしまい
心臓がドクンと跳ねた。
ほのかの躰は、どんな風に柔らかいのだろうか?その香りは?味は…
でも大切な事は、彼女が俺の妻になったという事実。
そして何より、怖がらせたり怯えさせたりして、傷つけたくない。
俺を恐れないでほしい…
体調によってそういうことができない時もあるだろうけど、
でも俺を見捨てないでほしい…
息子が母の名を呼んでゆっくりとカノジョに手を伸ばす。
横たわるカノジョの髪に指を差し入れて、ゆっくりと震える掌で撫で付ける。
「あいか。愛してる…」
震えながら母親の胸元に顔を埋めた…
明るい部屋で母親の部屋着のボタンをひとつ、またひとつ外していき…
白く透き通った胸元が露になる。
彼は一瞬戸惑った素振りをしたが、その柔肌を貪るように顔を埋めた。
何度も頬を胸元に擦り付け、唇で触れる。
一瞬顔を上げた瞳には燃えるような男の欲情が宿っていた…
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俺はそのドラマの内容に強く嫌悪感を感じて、とうとう電源を切った。
こんな夜にこんな不愉快なものは見なくてもいいだろう…
それなのにさっきみた女優の曝された素肌を改めて意識してしまい
心臓がドクンと跳ねた。
ほのかの躰は、どんな風に柔らかいのだろうか?その香りは?味は…
でも大切な事は、彼女が俺の妻になったという事実。
そして何より、怖がらせたり怯えさせたりして、傷つけたくない。
俺を恐れないでほしい…
体調によってそういうことができない時もあるだろうけど、
でも俺を見捨てないでほしい…