本気なんですっ!!
あ、多分鼻に詰めてる
ティッシュのことだね!


「十麻くんが悪いんです!」



「何で?」

もう、興味がなくなったみたいで
耳だけこちらに、向いている。


「十麻くんがかっこよすぎだから、鼻血ぶっーしました♪」


「汚なっ……」


哀れみの目をこちらに向けてくる、サラちゃん


「サラちゃん!そんな顔しても、可愛いだけ!」


カァァアと顔

真っ赤にして


「あ、ありがとう。」


うん、サラちゃん、


男子みんな、殺すきだね?


可愛い過ぎるサラちゃんを


教室だからって構わず


ぎゅっ――――――

と抱き締める。


「花、苦しいっ………」



「あっ!ごめん。」



私がシュンッとしてると、

ポンポンと優しく撫でてくれる
サラちゃん、

どことなく、十麻くんに似てる仕草に


思わず笑みが零れる。

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