愛しい人
『まぁ、メールして
あげようかな…』


亮>>
[アドレスありがと☆
メールしてみたよ!!]

送信…

亮からはすぐ返事が来た。


~♪<<亮
[メールありがとな~☆
これからよろしく!
つか、りさチャンは好きな
奴とかいんの?]



好きな奴…かぁ。

あたしの頭の中に、
一瞬隼人が浮かんだ
けど、すぐ消した。



>>亮
[ぁたし好きな人いな
いよ。亮君はっ?]


~♪<<亮
[亮君じゃなくて亮っ
ていって。俺もりさっ
ていっていい?好きな
奴いねぇの?俺いるし。]

亮>>
[分かった☆亮いるの?
えっ誰よー?笑]


~♪<<亮
[誰だと思う?あのさ、
りさとメールじゃなく
て電話してぇんだけど。
番号教えてくんね?]



電話…か。

メールだけですぐ
終わると思ったのに。



まぁ電話もいっか☆笑←


亮>>
[いいよ。ぁたしの番号
は、×××××だよ。]


亮からはすぐに電話が
かかってきた。


「おっ…りさ?亮だけど。
さっきの続き。俺の好
きな奴誰だと思う?」

『う~ん。亮とよく一緒
にいるっていう、ギャル
の女の子?』

「ちげぇし。笑
りさーお前好きな奴
いねぇんだよな?…
…俺…りさが好きだ。
付き合ってくんね?」

『え。でも…まだあた
したち会ったばっかだよ?』

「付き合い始めるまで
に、時間とか関係ねぇ
し。俺は、りさを一瞬
みた時から狙ってた。
ダメか?」

『ダメっていうか…』

「俺のこと嫌い?不良
だから?不良とつるん
でるからか?」

『嫌いじゃないよ。』

「は?じゃぁいいじゃん。」


亮が一瞬怖くなった。

嫌いじゃないよ。


ただ

ただ…

なんとなく隼人に
似てたから…

隼人と亮を重ねてしま
いそうなことが嫌だった。


「なぁ。ダメなの?
俺本気だよ?りさ。」


でも、ここで隼人と
亮を重ねなかったら
あたしは完全に隼人
への恋心を捨てたこ
とになるよね?

また壁を完全に乗り越
えれるチャンスだと
思ったんだ。
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