愛しい人

7章 愛しぃ人

あたしが走っていくと
隼人も走ってきてて…



「りさ…？」
『隼人…？』




お互いしばらく無言だった。



あたしは沈黙を破ろう
と､気持ちを伝えたの…




『隼人…やっぱり好き
なのんだ。どうしても
あきらめれなかった…』

「りさ…」




隼人はあたしを
強く抱き締めた。



そしてゆっくり言ったんだ。




「俺も…りさが亮と付
き合い始めて…りさが
俺から離れた時…初め
て…りさが好きだって
気付かされたんだ。」




隼人に好きって言わ
れて嬉しかった。




｢今さらで遅いか？｣




亮…

ありがと…
亮のおかげだよ。

亮の優しさ無駄には
しないからね？





『遅くない…好き…』




あたしたちは強く
抱き締めあったんだ。



それから、優しく…
そっとキスをした。