恋はシャボン玉
その直後。
50代くらいのオバサンと目があった。



…近付いて来た…。



マジかよ…この人が藤沢さんなのかも…。



オレの目の前まで来て、ピタッと止まった。





「山田さんとこの息子さんちゃう?」



はぁ~!?



「…違いますが…」



「いやぁ、よう似てたから!兄ちゃん、ごめーんね!」



オバサンは笑いながら去って行った。



ふぅ~!寿命縮むよ!
人違いで良かった。



安心したのも束の間。



「夕陽化成の藤沢さんですか?」



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