GoSsiP!!


まだ悶えている男の方も、すぐに警備員に取り押さえられ

デブ男と共に連行されていった。



まだ、すっごく痛そうにしてたけど。

ざまあみろ、だわ。








男達が出て行ったと同時に、私の肩の力がふっと抜ける。


さっきまでの勢いが嘘のように、へなへなとその場に座り込んでしまった。






まだ、警備員が残ってるし、この響子様としては恥ずかしいんだけど!

力が入らないのよ!!





でも、それだけ怖かったのだ、と改めて実感すると、

さっきの私は本当によくやった、と思った。






いつのまにか、佐原さんも私の横に座り込んで、小刻みに震えていた。




いつもの佐原さんじゃ全然なくて、こんな風に佐原さんを怖がらせた、あの人たちのことが本当に許せなかった。





















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