GoSsiP!!
「響子ちゃん!いらっしゃい!
久しぶりね〜!」
この綺麗なご婦人は、社長の奥さんの美紗子さん。
あんなメルヘン王様にはもったいないほどの、素敵な女性よ。
私もいいかんじに熟れたら、あんな風になりたいものだわ。
「ご無沙汰してます、美紗子さん。」
私の悩殺ビューティフルスマイルで、挨拶をすると、
美紗子さんは、やーーんかわいい、なんて言って顔をおおった。
そんなことしてる美紗子さんの方が可愛いわ!!
私は美紗子さんの顔をおおう手を、そっと取る。
そして、顔をぐっと近づけた。
「美紗子さん、美紗子さんも可愛いわ!!」
私がそう言うと、美紗子さんは可愛く赤くなって、
「えっ、響子ちゃんには敵わないわよお!」
「そんなことないわ。美紗子さんは私とおんなじくらい可愛い!」
「そうかしらぁ、じゃあおんなじくらいね!」
うふふふ、おほほほほ
と笑い合う私たち。
そんな私たちを見て、佐原さんは一言。
「きも。」