GoSsiP!!



私は小さい頃から、注目されるのが大好き。




生まれ持った美貌にはもちろん、長い手脚に、圧倒的な演技力。



その全てに、みーーんな魅了されるの。





にやにやしている私の目の前で佐原さんがパンッ手を叩いた。




「響子!

にやにやしてないで、次の予定詰まってるんだから!

早く着替えて。」



そう言いながら、佐原さんは奥にある着替え室を指差した。




はいはーい


と重い腰を上げて用意されていた着替えを手に持つ。




ほんとはすごくめんどくさいけど、

そんなこと口に出したら佐原さんがきれちゃうからね。




彼女、きれたら……



ううん、いいわ。怖すぎて口に出来ない。





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