教えてくれたのは、先生でした
「あっ」
あれは、志織。っと先生?
志織泣いてる。
先生が、泣かした?
「志織っ!」
ビクッ
同時に2人が私の方に向いた。
「志織、大丈夫(´・ω・`)」
「先生ですよね、志織泣かしたの?」
「・・・・」
「なんとか言ってください(`・ω・´)」
「志帆、ありがとう。先生、ごめんね」
先生は困った顔で何処かに行った。
私は訳がわからず、
志織が泣き止むのを待った。
「ごめんね志織。私、先生に振られたの」
「私の方こそなんにも協力出来なくて、
ごめんね。」
「ううん。志帆には協力させられないよ
だって志帆先生のこと好きなんでしょ?」
「えっ!」
「志帆のこと見てたら分かるよ!
いっつも先生の事、目で追ってるもん」
「そんなことないよ、それは志織の、
気のせいだよ!だいたい、あんな教師誰が好きになるかつーの」
「志帆、自分に素直にならないと後で
後悔するのは志帆だよ!」
「ごめんね。
今は考えられない。先に帰るね、またね」

☆志織目線☆
私こと守山志織は今日、真藤哲也先生に
告白しようと思います!
「真藤先生、ちょっといいですか?」
「おー、どうした?恋の悩みか(笑)」
私は真藤先生をつれて、いつも人通りのない西校舎の視聴覚室で、話をした。
「んっで、話ってなに?」
「先生、好きです。先生かっこいいし、優しくて、時々変なこといって笑わせてくれるところがすごく好きです。」
「ごめん、それには応えられない」
「なんでですか?
やっぱり宮野さんが好きだからですか」
「守山は俺の大切な生徒で、俺は先生だからだよ、宮野は関係ない」
「先生、自分に素直になってよ。」
「じゃないと志帆が可哀想だよ!」
「志織?」
「志帆。」


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