暴走族+姫+私!?
それから、何時間かたち授業も終わり下校の時間になった

姫香ちゃんは、連れてかれたっきりで教室に戻ってくることはなかった

学校に友達がいない私には、一緒に帰る人などいないので鞄を持って土間に向かった


その途中の廊下で、私のことを奇妙、珍しげ、嘲笑うように見てくる視線がビシバシと刺さった

まあ、もう慣れちゃったけどね


今日は、久しぶりに寄り道でもして帰ろっかなー?

基本的にめんどくさがりやの私は、寄り道とかは滅多にしないで帰ることが多かった

でも、今日は珍しくふらつきたくなったので大型スーパーにでも服とかを買いに行くことにした

そうと決まれば、さっさと行こー!


私は、いつもより素早い動きで靴を履き替え足早に学校をあとにした


向かいながら気づいたけど、この格好じゃ目立つよね…

昭和から来たかのような、地味すぎる格好に加えて、みんなに恐れられるちょう有名な不良校の制服


目立たないほうが、おかしなことだ


『うん、着替えよう』

私だって、好きでこんな格好な訳じゃあるまいし、こんな膝下まである長ったらしいスカートなんて履いてたら動きにくくてしょーがない


でも、変えの服なくね?と思った方もたくさんいるでしょう

それは、心配無用なのです
なぜなら!

ピッピッピ
『あ、もしもし私だけど
至急変えの服を持って来てくれる?』

と、あるところに電話して用件だけ言いすぐに切った

それからほんの、10分くらいで私の前に1つの車が止まった

< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop