世界の涙
プロローグ
悲しくなると、すぐ生まれて来なきゃ良かったのに。





そう思ってしまう。






ママとパパはあたしにどんな未来をあたえてくれようとしたのかなぁ。





ママがくれた体、傷つけてごめんね。






あたしは愛されて生まれてきたんだよね。





きっと……
きっと……







だからこれからも何も隠し事はなしだよね。






一つ屋根の下で暮らす大切なオハナ。
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