ココロノカギ

踏み台


高いところにあるものが欲しいな

と思ったら踏み台を使う

あともうちょっとで手が届くのに

と思ったら踏み台を使う


わたしの身体を下から支えてくれる

縁の下の力持ち

それが踏み台


人は便利な物を気軽に使って

楽になっていいのかもしれない

でも踏み台のほうはどうなのかな


今まで生きてきた人生の中で

わたしは何人踏み台にしてきたんだろう

便利な物を利用するかのように

無意識に使っているのかもしれない


あまり使いすぎて酷使していると

そのうち踏み台が壊れちゃう

怪我をして痛い目に遭うのは自分なのに


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