ココロノカギ

芝生

青々とした芝生

足で踏むとふかふかしてて

軽快に歩けるの


柔らかい土の地面

名前も知らない沢山の草

そこに当たり前にある

存在している生命


自然という名の生き物たちが

少しでも疲れないようにと

見ず知らずのわたしの足を

優しくそっと支えてくれている


硬くて冷たい

コンクリートでは感じない感覚

だから芝生を歩くのが好き


いつも足早で乱暴な歩き方だけど

芝生を歩くときはゆっくりになるの


踏みしめるたびにごめんなさい

支えてくれてありがとう

その想いを足裏に込めているから

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