ここにいるよ
「え?!」
「イチゴ大好き!嬉しくて泣いちゃったの」
「あっ、そっかぁ…良かった〜」
忍は安心したのか胸を撫で下ろしてた
「ありがとう…すごい嬉しいよ」
「おめでとう」
また微笑みあう
そして、二人でケーキを食べた
一息ついて忍が思い出し笑い
「どうしたの?」
「本当に渚ちゃんてかわいいね〜」
「え?」
「泣いたり笑ったりコロコロ表情変わってさ…」
笑ってたかと思ったら次第に彼の顔が真顔になる
忍…?
すぐ横に座ってる私を見つめる
視線が痛くて俯いた
「渚ちゃん…」
「………」
「俺……」
夕日も沈み辺りは真っ暗
冷たい空気が私を刺す
「俺………」