ここにいるよ

それは、あまりにも衝撃だった


この世の物とは思えないものを見た


初めて目を奪われた

しばらく動けなかった



「原田…忍…」



ポツリ、無意識に呟く

ふと、学校帰りに入った本屋


何かに誘われるかのように一つのファッション雑誌を手にした


パラパラと雑誌を無造作に開いていくと


そこには


ページ一杯の夕日をバックにした彼がいた
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