ここにいるよ
!!!

一瞬だから何も考える時間がなかった


額から一滴流れていた汗を彼は掌で拭ってくれる


その時

彼の肌が触れた


体温がとても温かくて安心した



離れた瞬間

一気に照れちゃって下を向いた



例え、彼が意識してなくても私は跳びはねる程意識する



「あ、あの!」

「?!」



「忍〜!!何してんの!抜け出すなんて〜!」


マネージャーらしき人が手帳を片手に公園の出入口から呼んでる
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