ここにいるよ
「あいつは?」

「あの子なら、もうすぐ来るんじゃない?そろそろ終わる時間だから」



「あっそ、んじゃ、ここで待つわ」


「いいわよ」


一樹は嫌そうにソファーに座った


私も一樹のお母さんに促され座った



なんか緊張するな〜

社長さんなんて…


しかも一樹ってお坊ちゃまだったなんて

なんかよく分かんないけど緊張しちゃう


緊張してもじもじしてると


「なんだ?便所か?トイレなら…」


一樹が口頭で案内してくれてる


でも

「違うわよ!」

そう吐き捨てた


もう誰を待ってんの?

今日はただ仲直りしにきただけなのに


一樹のお母さんに会うし

一樹の正体も発覚するし

高所恐怖症も実感するし

意味分かんないよ
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