桜の花
泣かないで
そんな風におもうのに
かなしくなるはずなのに
私はなにも感じられなかった。
「学校はまだかよってて大丈夫よ」
なきやんだお母さんが、
目を赤くして言った。
私はお母さんが、大好きだ。
お母さんは私が小さい頃、
お父さんがいなくなって、
一人でそだててくれた。
私が大きくなってく間、
いい人たくさんいたらしいけど、
私が寂しく感じるからって、
いってずっと一人でいた。
優しくて綺麗なお母さんが、大好き。
これから、一人にさせちゃうのかな