桜の花



泣かないで
そんな風におもうのに
かなしくなるはずなのに

私はなにも感じられなかった。







「学校はまだかよってて大丈夫よ」


なきやんだお母さんが、
目を赤くして言った。



私はお母さんが、大好きだ。
お母さんは私が小さい頃、
お父さんがいなくなって、
一人でそだててくれた。

私が大きくなってく間、
いい人たくさんいたらしいけど、
私が寂しく感じるからって、
いってずっと一人でいた。


優しくて綺麗なお母さんが、大好き。

これから、一人にさせちゃうのかな









< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop