憎しみという名の恋 ~光と影~
ふと前の席に座っていた女子からそんな
会話が聞こえてきた。
「影山くんってかっこいいよねー!」
「本当、完璧だよねー!彼氏にできたら
嬉しいのにー!」
確かにかっこいいけど…。
なんか、遊んでそう。(←失礼)
いや、人を見た目で判断しちゃダメだよね…笑
窓の外を眺めながらそんなことを考えて
いると、昼休みの終わりを告げるチャイ
ムが鳴った。
周りの人はぞろぞろと席に座り始める。
次の授業は確か古典だ。
教科書と筆記用具を準備して授業を受け
る。
いつものようにただひたすら勉強して過
ごすだけ。
チャイムが鳴って少し後に教科担任が入
ってくる。
ふと、私の3つ横の席に視線を移した。