憎しみという名の恋 ~光と影~

ふと前の席に座っていた女子からそんな
会話が聞こえてきた。


「影山くんってかっこいいよねー!」


「本当、完璧だよねー!彼氏にできたら
嬉しいのにー!」


確かにかっこいいけど…。


なんか、遊んでそう。(←失礼)


いや、人を見た目で判断しちゃダメだよね…笑


窓の外を眺めながらそんなことを考えて
いると、昼休みの終わりを告げるチャイ
ムが鳴った。


周りの人はぞろぞろと席に座り始める。


次の授業は確か古典だ。


教科書と筆記用具を準備して授業を受け
る。


いつものようにただひたすら勉強して過
ごすだけ。


チャイムが鳴って少し後に教科担任が入
ってくる。


ふと、私の3つ横の席に視線を移した。

< 7 / 25 >

この作品をシェア

pagetop