エンドレスラブ(完)
そんなこんなで始まった秘密のインタビュー。
「あの泣き虫若菜がこんなにでっかくなって…。」
しみじみと語る克哉兄さん。
約10年振りに再会した
克哉兄さんは、私の父の弟で現在35歳。
今大注目されている人気の若手監督らしい。
あんまりテレビ見ないから気がつかなかった。
「悔しいけど、お前の小説はかなり良い。
俺が自ら映画化にしてくれと頼んだくらいだから。」
そーなんだ…。
なんか嬉しいな…。
「だから良いものにしたいんだ。
今日はたくさんお前の話聞くから。」
そして私は、
この小説を書いたキッカケや、
ラストはどんな気持ちで書いたかナド、
1時間ほど話をした。